Shoulder
人工肩関節置換術について


上腕骨の上側の先端は上腕骨頭といい、肩甲骨の関節窩骨という部分と対になって関節を形成しています。健康な状態では、いずれの関節面も軟骨で覆われており、スムーズな動きができます。関節包、靭帯、および肩の筋肉・腱の群が関節を安定させており、主に三角筋と回旋筋腱板により動かすことができます。 回旋筋腱板は4つの筋肉で構成され、上腕骨頭を関節窩の中心にガイドする機能も果たしています
上腕骨の上側の先端は上腕骨頭といい、肩甲骨の関節窩骨という部分と対になって関節を形成しています。健康な状態では、いずれの関節面も軟骨で覆われており、スムーズな動きができます。関節包、靭帯、および肩の筋肉・腱の群が関節を安定させており、主に三角筋と回旋筋腱板により動かすことができます。 回旋筋腱板は4つの筋肉で構成され、上腕骨頭を関節窩の中心にガイドする機能も果たしています
主な疾患

人工肩関節インプラントの主なタイプは、アナトミカル型とリバース型の2つです。前者は人体のもともとの肩関節の形を再現するタイプです。後者は、肩関節の「ボールとソケット」の形を「反転(リバース)」させるタイプです。患者さんの骨の質や診断結果次第では、このようなインプラントの使用が適する場合があります。また、上腕骨ステムは患者さんの状態によって使用される場合とされない場合があります。
人工肩関節インプラントの主なタイプは、アナトミカル型とリバース型の2つです。前者は人体のもともとの肩関節の形を再現するタイプです。後者は、肩関節の「ボールとソケット」の形を「反転(リバース)」させるタイプです。患者さんの骨の質や診断結果次第では、このようなインプラントの使用が適する場合があります。また、上腕骨ステムは患者さんの状態によって使用される場合とされない場合があります。





通常、変形性関節症に伴う痛みは、徐々に悪化します。特に、朝やしばらく動いていなかった時、激しい運動をする際に動かそうとした時にこわばりを感じることがあります。
手術によるメリットがある患者さんに見られがちな症状:
- ウォーキング、ランニング、着替え、トイレ、洗濯などの日常の活動やスポーツ活動の妨げになるほどの重度の関節痛。
- 安静時の中程度から重度の痛みで、これによって夜間ぐっすりと眠ることができない程度の痛み。
- 関節の可動域が狭くなる、かつ(または)動作が弱々しい場合。
- 抗炎症薬、注射療法、理学療法、または関節鏡治療などの他の治療法で症状があまり改善しない場合